球人カフェ
野球を中心にしたエッセイ。
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ワールド・ベースボール・クラシック(WBC)について (2)
先回に引き続きWBCについて書いてみたいと思う。

すでにこの世界大会を成功させるには、主催するMLBがIBAFに協力する姿勢が
必要だと書いたが、そもそもMLBはIBAFに加盟する事を拒んでいる。
一方は世界最高レベルの野球を誇り、
そのゲームを見せることにより収益をあげるプロ組織。
一方は野球の世界への普及と発展、およびそのための国際大会主催を担う組織。
野球に対する姿勢があまりにも違う。

これではお互いが相容れない組織のように思えるが、
しかしそこを一歩踏み出して歩み寄る事によって、
互いに大きな成果を得ることができるという事を
お互いがもう一度考えて直して欲しい。

つまり前回にも書いたようにMLBは、
IBAF主催のW杯やオリンピックには僅かでもメジャーリーガーを出し、
その上でWBCはメジャーリーガーを中心とするトップの選手たちで
世界一を競うものとすることが、
野球界全体にとって大きな利益となる。

W杯やオリンピックは、アマ・マイナー・メジャーの選手たちで戦う事によって
その国の全体的、または総合的なレベルでのゲームにし、
WBCは正真正銘その国のトップレベルの選手たちによるゲームにする。
いわゆる野球後進国では、選手層が薄いため、
両方の世界大会ともに同じ選手たちがプレーする事が予想されるが、
それは当然の事で、それが問題ではなく、
今はそうでも何年か後には
両方の世界大会の意に沿ったチームを創っていくのだという意識こそが重要だ。

2つの世界大会によって互いが連携されながらも、
その性質の相違を確立できたのならば、

各国の野球に対しての認知度や
目標意識がはっきり持たれるようになるのではないだろうか。
メジャーの選手が両方の世界大会に出れば、
その分だけそのプレーのすばらしさを世界の人々が観られる機会も多くなるし、
当然野球に力を入れようとする国も増え、
それはまた自分たちのナショナルチームの目標もはっきりしたものとしてくれるであろう。

例えば「W杯かオリンピックではベスト4、WBCではベスト8を狙う」というように。
その国の野球成熟度によっての目標が明確になるのではないだろうか。

このように系統たてて世界で野球が考えられれば、
世界ランキングという仕組みも当然考えられるようになるであろう。
世界の中で何位の実力を持っているのかという感覚こそが、
野球をサッカー並みの世界のメジャースポーツにしてくれる
バロメーターになってくれるであろう。

そうなればIBAFの目的は果たせるし、
MLBにとっても世界市場が格段に広がり、
メジャーのゲームのTV中継が欧州でも人々に観られるようになり、
欧州遠征もできるようになるかもしれない。
あるいは実力を持ったプレイヤーを全世界からスカウトできるようになるかもしれない。
その可能性は充分にある。
そのような野球の未来予想図を頭に描いていると
時間が過ぎるのがとても早い。

そのためにも全ては、MLBがIBAFと共存共栄するという意識を持つ事から
始まるのではないだろうか。

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