球人カフェ
野球を中心にしたエッセイ。
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プレーオフ・1位チームは本当に有利?
プレーオフ2ステージはすばらしい戦いだった。
昨年の雪辱を何とか晴らしたい王監督が率いるソフトバンク。
一方1ステージで西武を退け、勢いに乗っている千葉ロッテ。

結果は3勝2敗で千葉ロッテの勝利。
31年ぶりのリーグチャンピオンに輝いた。

ソフトバンクは昨年に続いてペナントレース1位での敗退。

試合後、王監督は
「片方のチームが試合を待つことが無いようにしてもらいたい。」
とペナントレース1位チームの試合間隔が空きすぎないことを求める注文を、
記者の前でプロ野球関係者に向けて出されたそうである。
ソフトバンクは試合までに、実に13日間空いた。

対するロッテは、ペナントレースからプレーオフ1ステージ、そして2ステージと試合が続き、
1ステージでの勝利での勢いをそのまま2ステージへ持っていくことができた。
ある意味試合が続いた事により優勝できたとも言えなくは無い。

プレーオフでのペナントレース1位チームの優位な点は
 ①2ステージからの試合出場
 ②ホーム球場での試合
 ③1勝のアドバンテージ
   (2位チームとの差が5ゲーム以上の場合)

が挙げられるが、今回のソフトバンクは
ただ「試合間隔が空く」という
1位チームのやむを得ぬ特徴によって
それら全てが優位には働かなかった。
打線の主軸は最期まで調子が出ず、本来の破壊力は影をひそめたままだった。

逆に、ロッテにおける2位チームの劣位の条件が
試合が連続するという特徴によって
かえってチームに勢いをもたらし、
それを試合によって持続する事により優勝する事ができた。
もちろんそれだけが要因ではなく、
投手力の安定と打線のつながり等の確実な地力があっての優勝である事には疑いが無い。

ただ>「試合間隔のある・なし」というそのチームに与えられた条件が、
これほど勝負に関わるものなんだということを、
今回のプレーオフは王監督の注文を通じて
我々に示してくれているように思っている。

プレーオフは
決してペナントレース1位チームにとっては
有利ではなく、
かえって2位チームの方が
有利であるともとれる
不合理な制度かもしれない。


今年のように2位チームとのゲーム差が5ゲームに満たず、
1勝のアドバンテージを取れなかったソフトバンクは、
散々待たされた挙句
さらに最悪の1位チームの条件だったことになる。

このことが来シーズンのパ・リーグのペナントレースの戦い方を変えていくかもしれない。

5ゲーム差以上の1位が見込めない場合は、無理をしてでも1位をねらうような事をせず、できれば2位で留めおきたいという傾向が各チームに現れてくる事も予想できる。

そして2位を確保しながら、シーズン終盤にはこの時期まで使わなかった若手を来シーズンのためにもどんどん試す効率のいいチーム運営をしてくるようになるであろう。

これによりペナントレースが、今までの何が何でもトップをねらうという白熱したものから
冷静なレース判断と効率のいい選手起用の
どこか冷めたお利口なものにへと変わっていくのではないだろうか。

今後、ペナントレースは2位がいちばんおいしい
という今までの感覚とはまったく違った意味のものになってくるに違いない。

とはいってもプレーオフがパ・リーグを格段に面白くしてくれていることは事実であるし、
またやるべきであると思っている。

本来、有利であるべき条件がかえって不利を招き、
不利であるべき条件がかえって有利に働く。
なんと面白いことであろうか。








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